次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

緩和ケアエキスパートナース養成コース(インテンシブ)

社会医療法人敬愛会 中頭病院・看護師

仲真 夕詩(琉球大学) 看護師

現在、私は、総合内科(腎・内分泌)病棟で勤務していますが、総合内科病棟では、終末期にある高齢者の看取りに関わる機会が多く、緩和ケアリンクナースとして活動していく中で、緩和ケアに関する知識やスキルが不足していることに気づきました。終末期の大切な時期にリンクナースとしての役割を果たせていなかったことがとても悔しく、そして患者さんやご家族さんに申し訳なく思い、もっと緩和ケアについて学びたいと思っていました。ちょうどその頃、緩和ケア認定看護師の方に声をかけていただき、今回受講することになりました。

講義では、エンド・オブ・ライフ・ケアの考え方から、症状マネジメント、臨死期ケアなど多くの知識を学び、他施設の受講生とのロールプレイングやグループワーク、事例検討を通して、対象者との関わり方やコミュニケーション技術などを学ぶことができました。また、それぞれの部署での経験を交えた意見交換をできたこともとても良かったです。

このような貴重な体験を通して、トータルペインの視点でアセスメントし、多職種チームアプローチを行うことの重要性やエンド・オブ・ライフ・ケアの大切さを改めて学ぶことができました。病棟に戻って、何ができるのか今も不安はありますが、周りのスタッフも巻き込みつつ自分にできることから実践しています。 これからも患者さんやご家族さんと関わる中で、様々な困難に遭遇すると思いますが、相手に寄り添うことを忘れず、学んだ知識や技術を活用し、その人が最期までその人らしく過ごせるように支援していきたいと思います。

(2024(令和6)年10月掲載)

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