私は、2023年度に、長崎大学の「包括的がん専門医師・歯科医師養成コース」を修了しました。

私は2011年に長崎大学消化器内科に入局後は主に市中病院にて勤務し、消化器癌の診療も経験させていただきました。その中で難治癌とも言われる膵癌や胆道癌に興味を持ち、2018年に長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻に入学するとともに本コースも履修することとなりました。履修中は全国の先生の講義をe-learningで受講でき、また外来化学療法や緩和ケアの実習を経験でき、その後の実際の診療にも役立てることができました。コース在籍中には消化器内視鏡専門医の資格を取得し、膵癌や胆道癌の診療を行ううえでの必要な知識や技術を身につけることができたかと思います。 現在、私はNHO佐賀病院にて一般内科を行いつつ、胆膵領域を含め消化器全般の診療に励んでいます。今後は消化器癌の予後を改善できるよう、本コースで学んだことを活かしていきたいと思います。

（2024（令和6）年10月掲載）