次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

ゲノム医療研究者養成コース

医療法人ウェルビーイング あべ胃腸病内視鏡クリニック

渕野 貴文(大分大学) 医師

私は、2023年(令和5年)度に、大分大学の「ゲノム医療研究者養成コース」を修了しました。

私は、医師として6年目にあたる2020年(令和元年)4月に大分大学大学院医学系研究科博士課程に入学するとともに本コースの履修を開始しました。

大学院在学中は「H.pyloriによる胃粘膜変化」、そして「化学療法耐性食道癌」の2つを研究の柱として取り組んできました。がんプロコースでは研究会出張のサポートをしていただき、そのおかげで有意義な研究会に参加し、H.pyloriや食道癌に関する理解を深めることができました。大学院在籍中に両テーマとも論文化することができ、目標であった医学博士を取得することもできました。

また、コース在籍中に消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、消化管専門医、肝臓専門医の資格を取得し、消化器疾患の診療や治療を行う上での基礎的、専門的な知識を身につけることができました。 現在、私は市中病院で消化管疾患を中心に日常診療を行う傍ら、 科研費を獲得し、食道癌の研究を続けています。今後は、消化器内科医としてこのコースで学んだことを生かして、研究や診療に精進していきたいと思います。

 

(2024(令和6)年8月掲載)

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