次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

研修医・大学院一体型がん専門博士養成コース

如水会 今村病院 外科

武末 亨(熊本大学) 医師

私は、2023(令和5)年度に、熊本大学の「研修医・大学院一体型がん専門博士養成コースコース」を修了しました。

私は、2019年に熊本大学消化器外科教室に入局しました。日々の消化器がん診療において手術だけでは根治が厳しい患者さんを多数経験する中で、がんについての分子レベルでの理解ががん治療には必要だと感じ、大学院に進学しました。私は大腸癌肝転移についての研究を行い、RAS遺伝子と臨床で使用される術後再発リスクスコアとの関連性についての研究で学位を取得させていただきました。基礎研究を行うことでより深いがんへの知識、臨床への応用の仕方などを学ぶことができました。

私は、コース在学中に「消化器外科専門医」、「がん治療認定医」、「消化器病専門医」の資格を取得しました。研究と並行して専門領域の資格取得に励むことは大変でしたが、資格取得の過程で専門領域の理解、知識のアップデートを行うことの必要性を強く感じました。 現在、私は如水会今村病院の外科に勤務し、消化器がん診療だけでなく、一般外科、救急診療に従事しています。今後は内視鏡技術認定医や高度技能専門医の取得を目標に、少しでも社会に貢献できるように日々精進していきたいと思います。

(2024(令和6)年8月掲載)

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