次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

九州がんプロフェッショナル養成プラン

福岡大学・がん薬物療法専門医(日本臨床腫瘍学会)養成 インテンシブコース

田中 俊裕(福岡大学) 医師

私は2008(平成20)年度九州がんプロフェッショナル養成プラン、福岡大学・がん薬物療法専門医(日本臨床腫瘍学会)養成インテンシブコースを受講・修了しました。

私は医学部学生のときから、がんに興味があり将来がん診療を中心とする所で働こうと思っていました。卒業は救急や麻酔科で臨床研修をしたのちに、3年間の外科修練を行いました。その後は抗がん剤やがん遺伝子の基礎研究を長らく行っていましたが、自分が研究した成果等を患者さんに直接反映できる場が再び欲しいと考えるようになりました。そんな折、日本でも癌種にこだわらず幅広く診療に携われる腫瘍内科が新設され始め、やっと自分が理想とする分野に出会えたと感じ、日本臨床腫瘍学会が設立された直後の2003年には会員となりました。

私の職場である福岡大学腫瘍・血液・感染症内科は固形腫瘍、造血器腫瘍、感染症を取り扱っているため、ほぼすべての悪性腫瘍の診察とそれに関連した抗癌剤治療を経験出来る魅力的な場所です。さらに当科では毎週、消化器、乳腺、肺癌、原発不明癌、造血器腫瘍のキャンサーボードとFNなどを中心とした感染症のカンファレンスも主催しており、福岡大学・がん薬物療法専門医養成インテンシブコースを通じこれに出席することで、がん治療や支持療法に関する知識が短時間で習得が出来ました。また当院には、がん緩和治療チームが存在し週一回の全病棟の緩和回診に参加することによって、がん薬物療法専門医取得に非常に役立ちました。

今後はがん薬物療法専門医として、がん診療の司令塔として邁進して行きたいと考えています。

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