次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

熊本大学・研修医・大学院一体型がん専門博士養成コース 令和2年度修了者

現職 済生会熊本病院・外科

秋山 貴彦(熊本大学) 医師

私は、2020(令和2)年度に、熊本大学の「研修医・大学院一体型がん専門博士養成コース」を修了しました。

初期臨床研修中から外科医、特に消化器外科医を志すようになり、2015年に熊本大学消化器外科教室に入局しました。多くのがん患者さんの診療に携わるなかで標準的に行われている治療でも治療が困難な症例、方針決定が難しい症例に遭遇し、がんについてより深く学ぶ必要があると感じました。そこで大学院進学を決意し、がん専門博士養成コースに入学しました。私は胃癌についての基礎研究を行い、高度線維化を呈する胃癌マウスモデルの作製および癌免疫微小環境に対するリモデリングについての研究を行いました。

また、コース在学中に「がん治療認定医」、「消化器外科専門医」、「消化器がん外科治療認定医」の資格を取得しました。専門とする領域の資格取得を目指すことで、自分の中での理解をより深めるとともに、知識のアップデートを今後も続けていく必要性をさらに感じました。

現在、私は済生会熊本病院の外科に勤務し、消化器がん診療だけでなく、一般外科診療・救急診療に従事しています。 今後は、日本内視鏡外科学会の大腸領域での技術認定医取得を目標とし、日本の医療に少しでも貢献できるように日々努力していきたいと思います。

(2022(令和4)年9月掲載)

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