次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

大分大学・ゲノム医療研究者養成コース 令和3年度修了者

現職 臼杵市医師会立コスモス病院

板井 勇介(大分大学) 医師

私は、大分大学医学部消化器・小児外科に所属している消化器外科医です。私は2021年(令和3年)度に、大分大学の「ゲノム医療研究者養成コース」を修了しました。

私は2017年に大分大学大学院医学系研究科博士課程に入学するとともに本コースの履修を開始しました。博士課程では縁あって、大分大学診断病理学講座にて消化器病理を中心に実際の診療に従事させてもらいながら研究を行っていました。その際に、癌の所属リンパ節内にサルコイド様肉芽腫を呈する症例があることに気付き、腫瘍免疫との関連があるのではないかと考え、研究テーマとしました。1万枚以上のプレパラートを検鏡し、論文化することができ、医学博士を取得することもできました。現在は、後輩が私のテーマをさらに発展させ、研究を進めてくれており、私もその一員としてアドバイスを行っております。

私は現在、大分県内の病院で外科医として手術を中心に、消化器癌診療に従事しています。本コースおよび博士課程を履修したことで、これまでよりも癌に対する知識が深まり、多角的に考えることができていると実感しています。今後は外科医としてさらに修練を積み、自分の得た経験を後輩へ伝えていけるように精進していきたいと思います。

(2022(令和4)年9月掲載)

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