次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

鹿児島大学・僻地・離島医療専門医療人養成コース 平成29年度修了者

現職 鹿児島大学病院・消化器外科医

田辺 寛(鹿児島大学) 医師

私は平成29年度に、鹿児島大学の「僻地・離島医療専門医療人養成コース」を修了しました。

私は、消化器外科医として鹿児島大学病院や地方の拠点病院で外科業務に従事していました。特に消化器分野において癌患者の診断・手術・化学療法・緩和医療に携わりながら、癌というものの難解さ、不思議さに漠然とした興味を抱いていました。当医局の勧めもあり、本コースに入学するチャンスを得て、癌の学習・研究、癌治療の学習に没頭しました。分子腫瘍学、消化器癌、婦人科や血液内科、小児科、整形外科などの消化器分野以外の癌に関して、様々な角度から癌を体系的に学ぶことができました。発癌から浸潤・転移にいたる分子生物学的なメカニズム、消化器癌以外の癌種に対する知識なども学び、入学前にはなかった視点で癌を捉えられるようになりました。

現在、私は鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科で特に下部消化管の診療に携わっています。今後は、臨床でぶつかる難題や疑問を研究で答えを探していくこと、また消化器癌以外の癌については我々にできることを他科と連携して治療に取り組みたいと考えています。

(2018(平成30)年9月掲載)

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