次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

大分大学・がん看護専門看護師コース 平成25年度修了者

現職 一般財団法人住友病院・がん看護専門看護師

吉見 千絵(大分大学) 看護師

私は、2013(平成25)年度に、大分大学の「がん看護専門看護師コース」を修了しました。

私が、がん看護専門看護師を目指したのは、治療の副作用に苦しんだり、日常生活が変化する辛さなど、全人的苦悩を抱えているがん患者さんや、その苦悩を支え自分自身も役割の変化などで大変な状況にあるご家族を、看護学の視点からどのように緩和することができるのかを学ぶためでした。

大学院では、がんの基礎知識から、諸理論や研究結果などを用いて、患者さんやご家族のニーズを捉えること、治療や療養に関わる全ての人の意見を調整し合意形成を図る技術など、多くのことを学びました。

そして現在、私は一般財団法人住友病院に勤務し、ケアが必要な人がいればどこでも行けるように、院内を横断的に活動しています。また、院内外の看護師がより質の高いがん看護を実践できるように教育をしたり、ケアの相談に乗ったりもしています。さらに、大阪府がん診療拠点病院として、地域における役割を発揮できるように病院全体で検討していく委員会のメンバーにも参画しています。

今後もがん看護専門看護師として、所属する病院だけでなく、地域全体のがん看護の質を向上させ、がん患者さんとご家族がより質の高い生活を送れるように活動していきたいと思います。

(2018(平成30)年7月掲載)

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