次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

長崎大学・医学・歯学がんプロフェッショナル養成コース 平成25年度修了者

現職 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔腫瘍治療学分野・助教

川北 晃子(長崎大学) 歯科医師

私は、2013(平成25)年度に、長崎大学の「医学・歯学がんプロフェッショナル養成コース」を修了しました。

私は、2008年に歯科医師国家試験に合格し1年の臨床研修を実施したのちに、長崎大学病院の口腔顎顔面外科室に入局しました。口腔外科では、親知らずの抜歯が一般的によく知られる口腔外科での治療ですが、口腔癌の治療も行います。長崎市内で口腔癌を治療する病院は、歯科では長崎大学病院しかありません。歯科でも癌についての治療を行う上で、癌に対する知識と、医科との連携も重要であると考え、大学院に進学する上でこのコースを選択しました。口腔癌に対する知識だけではなく、大学の授業では受けることのできない、専門・専門外の分野の様々な情報を得ることができたと思います。大学院の研究では、癌の関連因子の一つであるmicroRNAの研究を行い、Pathology & Oncology Researchに「MicroRNA-21 Promotes Oral Cancer Invasion via the Wnt/β-Catenin Pathway by Targeting DKK2」の題名で報告を行いました。

現在、私は長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の口腔腫瘍治療学分野で助教として勤務しており、日常で口腔癌の診療に携わっています。今後は、専門医を取得し、さらなる知識と実力をつけたいと思います

(2018(平成30)年10月掲載)

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