次世代の九州がんプロ養成プラン

コース内容COURSE

九州大学放射線治療学コース(正規課程)

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大学名等
九州大学大学院医学系学府医学専攻
教育プログラム・コース名
放射線治療学コース(正規課程)
対象職種・分野
医師
修業年限(期間)
4年
養成すべき人材像
全国の離島・僻地の約半数を有する九州では、地域がん診療拠点病院であっても放射線治療医は不足している。放射線治療はがんの局所治療ばかりでなく、がん疼痛緩和にも必要不可欠である。所属施設に備わる設備に応じて放射線治療の適応判断、治療計画、実際の放射線照射を完遂でき、粒子線治療など高度な治療についての十分な知識を持ち、さらに独創的な研究活動も行える放射線治療医を養成する。
修了要件・履修方法
必修科目22単位以上、選択科目12単位以上、合計34単位以上の習得および臨床研究の経験
履修科目等
<必修科目>
低年次共通科目(1単位以上)、がん専門医師養成共通教育科目(次世代の臨床腫瘍学総論、次世代の放射線治療学、各種がん治療アップデートなど)(3単位以上)、実習科目臨床腫瘍学実習(12単位)、博士論文演習科目(6単位)など計22単位以上
<選択科目>
専攻コア統合科目 がん専門医育成コース入門(1)〜(4)(4単位)、専攻コア選択科目(8単位以上)
がんに関する専門資格との連携
日本専門医機構 放射線治療専門医、日本核医学会 核医学専門医の研修施設として認定されている。
教育内容の特色等(新規性・独創性等)
医療施設毎に使用できる放射線照射装置、治療計画装置、核医学治療は様々である。放射線治療を熟知し、最大限に効果的な放射線治療の計画と実行が可能で、必要に応じて他の治療施設での治療を考慮できる放射線治療医を養成する。また、先端放射線治療の分野においても研究を行い、国際学会等を通じて社会に発信していく。
指導体制
九州の各医療圏における専門人材不足を解決するために、当該地域の医療者を対象として九州の教育施設で養成することは、課題解決には極めて効率的であり、講義、演習、実習、研究は本プラン所属の教員および関係講座所属の教員の協力体制にて実施する。
修了者の進路・キャリアパス
九州の各医療圏のがん診療連携拠点病院において放射線治療を実践できるとと
もに、治験・臨床試験を立案・実践できる医師として活躍できる。
受入開始時期
令和6年4月
受入目標人数 ※当該年度に「新たに」入学する人数を記載。
※新規に設置したコースに限る。
R5年度
0
R6年度
1
R7年度
0
R8年度
1
R9年度
0
R10年度
1
3
受入目標人数設定の考え方・根拠
福岡県および隣県の35(福岡県20)の地域がん診療連携拠点病院に放射線治療専門医を3人ずつ配置することを目標にする。現在の当該地域の放射線治療専門医87人(福岡県51人)のため今後6年間で放射線治療専門医を3人養成する。過去の大学院志願者数及び入学ニーズ調査から隔年1人の志願者が見込まれるため、受入れ目標人数を3人と設定した。
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