次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

がん専門薬剤師養成コース

川内市医師会立市民病院・薬剤部

野沢 遊快(鹿児島大学) 薬剤師

私は、令和2年度に、鹿児島大学の「がん専門薬剤師養成コース」を修了しました。

私は、入職初年度よりがん患者に関わる診療科を担当する事になり、がんに関する知識が未熟であったため、本コースに入学しました。鹿児島大学病院は当院では診ることのない様々な癌種の患者がおり、どういうレジメンが登録されているのかなどを学ぶ事ができました。また、エキスパートパネルに参加させていただき、どういう協議をしているのか、薬剤師の関わり方を学ぶ事ができました。

私はがんプロを通じて、よりがんについての知識を習得し、患者さんや他職種の役に立ちたいという思いが強くなり、令和5年度に「外来がん治療認定薬剤師」の資格を取得しました。本資格はがん患者に関する症例の提出が必要となります。症例では「根拠に基づいた介入ができているか」が最も重要になるため、医師等に提案をする際は必ず根拠となる資料を添付した上で提案する事を心がけていました。資格取得後はこれまで同様、外来化学療法患者の副作用確認や処方提案に携わっていますが、資格を取得した事で、他職種からの問い合わせ等が増えたように感じます。より責任感を持って日々の業務に取り組んでいきたいと思います。 今後は、「がん専門薬剤師」の取得を目指していきたいと考えています。

(2024(令和6)年8月掲載)

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