新ニーズに対する九州がんプロ養成プラン 新ニーズに対する九州がんプロ養成プラン

修了者の声

医師向け

熊本大学・がん博士育成プログラム 平成26年修了者
現職 熊本大学医学部附属病院消化器外科・特任助教
中川 茂樹 医師

2014(平成26)年卒業の中川茂樹と申します。私は、大学院として熊本大学大学院 消化器外科学がんプログラムに所属し、馬場秀夫教授の御指導の下で研究を進めさせていただきました。消化器外科学におけるがんプログラムでは、臨床の教室という事もあり、基礎的な研究から臨床に直結するような研究まで幅広く行われている事が特徴かと思われます。

 

私はEZH2(Enhancer of Zeste Homolog 2)というヒルトンのメチル化に関わる遺伝子に着目し、胆管癌におけるその意義を研究してまいりました。細胞株を用いたEZH2の作用機序に迫る基礎的な研究から、臨床検体を用いてEZH2が腫瘍のどのような特徴に関わっているか、という点までを幅広く研究する事が出来ました。がんプログラムを履修し、がんの基礎的な、生物学的な側面から、臨床的な側面までを深く学ぶ事で、臨床における診断・治療をより深いレベルで考察できるようになっていると感じています。

 

現在熊本大学大学院 消化器外科学の特任助教(専門医療実践学寄付講座)として勤務しており、肝胆膵外科の診療を中心に行っておりますが、同時に肝胆膵領域癌に関しての研究を大学院生と協力しながら進めています。肝胆膵領域における予後や化学療法感受性を予測する因子や、薬物的な治療標的となり得る分子/遺伝子を検索し、これらを標的とした治療法の開発に取り組んでいます。手術や化学療法及びその他治療を組み合わせた、今後の集学的治療が発展する事を目指して臨床・研究に従事しています。

 

(2018(平成30)年8月掲載)